
ナテックスはパナホーム関連のエクステリア設計施工会社。全国で30拠点展開している。
CAD導入台数は40台。現在37名のオペレーターを抱えている。オペレーターと営業マンは完全分業制で、オペレーターの1日の作図枚数は新規2件、修正3件前後だそうだ。パナホーム子会社でありながらパナホーム以外のハウスメーカーとの外構提案、工事を受注しており、常に多方面から情報を入手できる体制にあることも強みだ。またパナホームと連携し「建物&外構のトータル提案」を推進しており、外構提案の充実による建物受注への貢献に取り組んでいる。そしてナテックスの契約率は高い拠点で約7割に達している。

建物新築時の外構提案において、お客様の予算との兼ね合いに苦労するのは良く聞く話だが、ナテックスでは"スタイルアップ提案"という手法を取り入れている。お客様の予算に合わせて仕様を落とし貧弱なプランにしては、せっかくのお客様の新しい生活に対する希望や夢を壊しかねない。そこで新築時の予算が少ないお客様には、ご要望に沿ったプランを長いスパン、例えば5年掛けて順次スタイルアップしていく提案に切り替えていく。新築時の予算に合わせたプランはちゃんと将来のリフォーム・追加を見越しているという安心感、またスタイルアップすることでお客様の希望もちゃんと叶えることができる期待感が維持できる。またこれにより、リフォーム工事を行う際の解体工事や再施工を最小限にすることで予算を抑え、更に工事中の産廃やCO2発生の抑制を考えた環境に配慮した提案にできるそうだ。お客様の予算と夢と環境全てに配慮できる提案手法と位置付けを積極的に展開していくという。そしてこの提案が結実するために最も重要なことはハウスメーカーとの連携である。建物の定期点検とあわせて外構リフォームへの声掛けを行うことで、スタイルアップ需要のタイムリーな補足が可能になると考えている。

作成した建物データや、小物、植栽ユニットのMODデータは社内イントラネットを用いて、オペレーター全員で共有できる環境を用意しており、作業の効率化を試みている。
「エクスプラットの自由パーツ(+Gなど)の組み合わせは使いやすい。組み立てるのが大変なときに便利。あとは犬の遊具、ガーデンツール(スコップなど)細かい演出を出せるパーツがあるのも嬉しかったです」。(大津氏・平賀氏)
「イメージパースに"登場人物を入れて演出する"というのが会社の方針です。さらにお客様のお名前をとり入れた日常シーンの演出をすることでお客様だけの提案書になり、より身近で、より魅力的な存在となると考えています。その為にはガーデンツールなどの小物は提案に生活のリアルさを求める上で不可欠な存在です。すばらしい提案だけど「あこがれ」止まりでは意味がない。それよりも「ここで生活していく」ということを感じ、想像し、夢を膨らませてもらい、そしてそれを実現していくことが最も重要な我々の使命と考えています」。(高松氏)
エンドユーザーに向けて展開しているアンテナショップ"plantreeHOF"では、花やガーデニンググッズの販売を通じてお客様を呼び込んでいる。スタッフは6名体制(社員3名パート3名)。立ち上げて約2年だが売上は右肩上がりだ。2010年の平均案件数は23件/月で、契約率は7割以上を誇っている。その理由としてナテックスというバックグランドの信頼性、お客様との距離感、ショップを通じた身近な存在という点が挙げられる。ハウスメーカーのプランニングとは一味違った提案が求められる中、自然素材や植栽提案をふんだんに盛り込んだプランニングを心がけている。「お客様により良いものを!」の精神で様々な提案や企画を練りだして前進していく「サービス精神のあくなき向上」が垣間見えた。